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上十三の特産品図鑑
にんにく
青森県のにんにくは、1株に6つの鱗片が特徴です。1片ずつが大きいので使いやすく、ほっくりとした味わいです。独特のうまみが料理をぐんと引き立てます。
にんにく10の魅力
- 他の物質と結びついて、より大きな働きをします。脂肪と結びついて胃液を守ったり、ビタミンb1と結合して、その強壮作用を強化し、神経症や冷え性にも効果を発揮します。
- 吸収性、浸透性、代謝性が高い。新陳代謝や血行を促進、胃腸の細胞を活性化し栄養の吸収を高めたりと、体を整える優れた能力があります。
- 速効性が高いので、効き目がよくわかります。動物にかまれた傷や、打ち身、セキ、肝臓病、腹痛、ゼンソクなどに効果があるといわれています。
- 殺菌作用が高いので、守備範囲が広い。肉の保存で効果があるのはもちろん、結核菌や風邪などのウイルスの力も弱めます。
- 予防効果が優れています。にんにくはホルモンや細胞などに働きかけるので、リズムを整え、体の抵抗力を高めます。少量ずつ常食するのが効果的です。
- 食べ過ぎは胸焼けなどをひきおこしたりしますが、適量(1日2片まで)でさえあれば、副作用がないので安心です。
- いわば「味の王者」。どんなに体にいいものでも、おいしくなければ味覚が拒絶します。すぐれた性質があって、料理をおいしくするからこそ、にんにくはすぐれた食材なのです。
- 世界中どこにでも、にんにくがあります。大きなお店、小さなお店、関係なく安価で手に入ります。
- 涼しいところであれば長期保存ができます。理想は冷蔵庫。小分けして冷凍する方法もあります。
- 特別なものではないのに、健康を守る優れた効果を秘めているにんにくはまさに台所の万能薬です。
にんにくの栄養素
主な栄養素:
アリシン/スコルジニン/ビタミンB1/ビタミンC/リン/カリウム/鉄/タンパク質/糖質
- にんにくの強いにおいのもととなる成分のアリシンは、強力な殺菌作用をもっています。このアリシンは、チフス菌を始め大腸菌・コレラ菌など様々な細菌に対する抗菌作用があると認められています。また、寄生虫の駆除や食中毒予防・血液循環促進・保温作用などが認められています。
- 有効成分スコルジニンは、血圧を下げるという大変に貴重な働きをしてくれます。スコルジニンは、善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減らす働きがあるので、血液がさらさらになります。その結果 、体の末梢の血液循環がよくなり、血圧が下がるわけです。
- にんにくを食べると体が温まるのは、スコルジニンが栄養を完全燃焼させるためです。食べたものを効率よく代謝するので、肥満防止になります。にんにくを常食していれば、成人病の危険を減らしてくれることになるといえます。
- にんにくには、サチヴァミン複合体と呼ばれる19種類にもおよぶ有効成分が含まれています。サチヴァミン複合体の作用を一言でいえば、「細胞を若返らせる」ことです。また、体力の増強、肝機能の回復促進作用、精力増進、増血作用、ビタミン類の体内留保などの効果があります。
良いにんにくの選び方
にんにくは色が白く皮に張りがあるもの、粒が大きく固くしまっているもの、 形が丸くまとまっているもの、球の尻がややへこんでいるもの、重量感のあるものを選びます。 皮が茶色に変色していたり、軽くやわらかくなっているものは、古くなったものなので、避けたほうがいいでしょう。
にんにくの保存方法
高温では腐りやすく、 また発芽時期がきますと、日の当たらない台所の隅でも芽を吹く場合もあります。発芽したニンニクは、 芽に栄養分をとられるためフカフカに柔らかくなり、栄養成分も抜けてしまいます。
普段は、風通しのよい涼しいところに置きます。湿度が高いと根部に カビが発生しますので注意してください。暑い季節は冷蔵庫で保存する方が無難です。長く保存する場合は、冬期でも冷蔵庫に入れておくのが良いでしょう。長期保存する場合、温度は0?6℃、湿度は65?70%が好ましく、この条件だと5?6カ月の貯蔵が可能です。
また、冷凍保存も可能です。薄皮をむき、そのままラップして冷凍します。自然解凍で、生と同じように使えます。保存期間は約1ヶ月くらいです。
その他にも、しょう油やみそ、酢などにつけて保存食にしておくことができます。 発芽防止策としても確実ですし、調味料につけたニンニクは、そのまま漬物がわりや料理の薬味、 香辛料としても利用できますので、大変おすすめです。
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